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2017.06.28

イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長とドラギECB(欧州中央銀行)総裁の直近の発言。やはり2017年後半の相場は中央銀行の政策動向がポイントと思われます

6月27日(火)のイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長とドラギECB(欧州中央銀行)総裁の発言に私は興味を持ちました。きょうから実質的に7月相場。年後半に突入していきますね。当ブログでは以前から指摘していますが、2017年の後半は米欧日の中央銀行の政策スタンス変化がどう受け止められるかがポイントだと私は考えています。当局者の発言に注目していきたいですね。

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▲(写真はイメージです)

ということで、2氏の発言をロイターの報道から確認しておきたいと思います。

まずはイエレンFRB議長。
“イベントの質疑応答で「われわれ(を取り巻く環境)はずっと安全で、(金融危機が)われわれの時代に起きないことを希望しているし、そうならないと確信している」と語った。

そのうえで、金融危機以降に導入され改革事項が巻き戻されるのは「望ましくない」とし、金融危機当時、影響の拡散を食い止めに努力した当局者に対し、改革が巻き戻されないよう呼び掛けた。”

“金融政策については、FRBの利上げペースは緩やかなものになるとの立場をあらためて示し、「FRBが目標を達成するには、金利を非常に緩やかなペースで引き上げていくのが適切になる」との考えを表明。ただ「長期間にわたり歴史的に見ても低い水準に金利をとどめることについて先行き不透明性は存在する」と述べた。

FRBのバランスシートについては、「段階的、かつ予見可能な」方法で縮小していくとの考えを示した。”

金融危機、再び我々の時代に起きないと確信=米FRB議長(ロイター)

そして、ドラギECB総裁。
“ECBの年次政策フォーラムで「景気回復が続く中、政策スタンスはより緩和的になる。ECBは政策手段のパラメーターを調整することで景気回復に対応することが可能だ。これは政策スタンスを引き締めるためではなく、ほぼ同じに維持することが狙いだ」と語った。

インフレについてはコモディティー価格の下落や労働市場の緩みによって依然抑制されていると指摘。したがってECBの刺激策はなお必要で緩やかな物価上昇につながるとの見解を示した。

総裁は「すべての兆候はユーロ圏の景気回復の強まりと広がりを示している。デフレ圧力はリフレに変わった」と指摘。その上で、「しかしながら、インフレ基調が持続的かつ自律的になるためには、かなりの金融緩和が依然必要だ」と述べた。”

ECB総裁、政策微調整の可能性示唆(ロイター)

FRBはバランスシート縮小を優先しつつあるように私は感じています。利上げとのバランスをみながら、早ければ9月からバランスシート縮小(米国債
政府機関債・MBS[モーゲージ債]の部分的・段階的な再投資停止)が開始されるとの見方が多くなっていますね。

ECBはテーパリング(量的緩和の規模[債券買い入れ額]の縮小)と利上げが議論されていくのだと思います。

さて、日本銀行(日銀)は……?  米欧の政策スタンスが緩和拡大から緩和縮小に変化するなかで、現在の金融政策の枠組みを維持できるでしょうか。政策の継続性への懸念が一部にあることを意識しつつ、市場との対話を図る努力をしていく方向にいくのでしょうか……。

!)ニュースなどを参考にしながら、中長期の国際分散投資に取組む筆者の主観に基いて編集しています。詳しくは「当ブログで取り扱う情報について(ご注意)」をご確認ください。
posted by みらい at 07:18 | Comment(0) | 投資の視点/ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする