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2017.06.14

セクター循環 or ハイテク回帰? 株式市場の資金の流れは今後どうなるでしょう? AI・IoT・ロボティクスなど、わかりやすいストーリーを再点検するときかもしれません

先週末6月9日(金)のNASDAQ総合指数の急落を機に、従来のFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル[アルファベット])にアップルを加えた「FAANG」が話題ですね。この5銘柄だけで時価総額261兆円以上との指摘もなされていました。持続的な株価上昇を支えてきた銘柄群です。

さすがに、きのう6月13日(火)は反発しましたが、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちということで、これらの銘柄について、当面は慎重にみていく姿勢が望ましいと私は考えています。
“13日の米国株式相場は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を待つ展開の中、前日まで売りを浴びていたテクノロジー株が持ち直し、全般は反発。S&P 500種株価指数とダウ工業株30種平均は、ともに終値ベースで過去最高値を更新した。

S&P 500種株価指数が前日比0.5%上げて2440.35。ダウ工業株30種平均は92.80ドル(0.4%)上昇して21328.47ドル。前日までの2営業日の下落率が昨年9月以降で最大となっていたナスダック100指数は0.8%高。”

米国株:反発、ダウとS&P 500は最高値更新−ハイテク株持ち直し(Bloomberg)

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▲複数の経済見通しに触れて自分の考えを整理することで、対処法がみえてくるかもしれません(写真はイメージです)

米国のIT(情報技術)関連企業の株価上昇の背景には、業績の伸び・成長がもちろんありますが、現在の株価はそれ以上の期待感によって押し上げられた面を否定できません。とくにアマゾンやネットフリックスなど、PER(株価収益率)が100倍を超えて買われるなど、株価が相当の高い位置にあることははっきりしています。私はこれらの銘柄がすぐに下落するという議論をしたいわけではないので、期待が高まればさらに株価が上昇する可能性も意識しています。ただ、そうだとしても値動きが大きくなってきそうな面もあるため、保有しているとしたら再点検や対処法をシミュレーションしておくことが重要と思っています。

ひとには、自分にとって都合がよいストーリーやこれまでの行動のベースにしていた想定を強く信じ続けたくなる側面があると思います。しかし、投資環境の変化を冷静にみていくためには、自身の姿勢の柔軟さを保つことが重要ではないでしょうか。AI(Artificial Intelligence/人工知能)、IoT(Internet of Things/モノのインターネット)、ロボティクスなど、いま世間で注目されている技術革新の流れは大変わかりやすく受け容れられやすいストーリーです。しかし、その反面、どこかの時点で過熱感が出てきて、大幅な株価の調整を余儀なくされる場面も想定されるのではないかなと私は考えています。(想定していた見通しが変化したか、そうでないかで悩みながら継続的にニュースなどの情報取得をしていきたいですね)

では、株式市場でのお金の流れは、この先どうなるのでしょうか? 現時点では金融セクターやエネルギーセクターなどに資金が向かっているようですが、これが持続するのか。はたまた、ITセクターに資金が回帰するのでしょうか。セクターごとの株価推移に着目しておきたいですね。

「株式市場だけでなく債券市場の解説も」という感じで、なるべく多くの市場の見方に触れて、今後の方向性を感じ取っていけたらと私は考えています。

また、市場の動きを中期的に左右するのは、米国・ユーロ圏・日本の各中央銀行の金融政策の動向だと私はみています(きのう「米国とユーロ圏だけでなく日本でも。2017年後半は各中央銀行の出口戦略論の動向から目を離せません」を書きました)。その点、FRB(米連邦準備理事会)バランスシート縮小の規模やペースの議論と市場の反応を理解することはとても重要です。
米金融当局、1兆ドル単位の疑問残したままバランスシートを縮小へ(Bloomberg)

!)ニュースなどを参考にしながら、中長期の国際分散投資に取組む筆者の主観に基いて編集しています。詳しくは「当ブログで取り扱う情報について(ご注意)」をご確認ください。
posted by みらい at 07:14 | Comment(0) | 投資の視点/ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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